松野町から車で約20分、四万十を楽しむ
松野町は四万十川の支流となっている広見川の流域にありますが松野町中心部から車で広見川を下流方向へ進み高知県との県境を越えた先まで行くと四万十川との合流地点に差し掛かります。四万十川は日本最後の清流と称される四国随一の大河として全国的に知られています。
四万十川で欠かすことのできないキーワードとして沈下橋があります。沈下橋とは、普段の晴れた状態で川の水量がごく普通の水量であれば問題なく橋を渡ることができますが、雨が降って川の水かさが増した状態の場合には水面下に沈むという設計になっている橋です。
高知県においてはこうした沈下橋が数多いことで知られています。見た目にも特徴的な部分があり、水面下に沈むということを想定しているため橋の欄干はありません。地元住民の生活道路としても欠かせない橋ですが、現在では技術の向上や危険性もあることから作られるということはなくなってきている橋となっています。しかし見た目の珍しさから沈下橋は人気があり観光スポットにもなっています。
四万十川では観光遊覧船に乗って景色を楽しむという目的で多くの観光客が訪れ、またカヌー体験プログラムも盛んに行われています。
松野町から車で20分ほど進んだ場所にある「四万十カヌーとキャンプの里 かわらっこ」では、かわらっこの少し上流からかわらっこまでのコースと同じくかわらっこの少し上流から川登大橋よりもう少し下った地点までなど合わせて三つのコースでカヌーが楽しめるようになっています。川登大橋より下った地点までのコースでは、道中高瀬沈下橋を眺めることができ人気があります。
カヌーを楽しむために用意するものとしては、まずは服装については濡れてもいい服を着た上で替えの着替えを用意することが前提となります。他にはサンダルとタオル、飲み物を用意すると良いでしょう。天候の状態により中止になったり、またプログラムの実施場所が変更になったりなどが起こり得ますので天候については事前に確認をしておく必要はあります。